こんにちは。にこです。
コスメ選びはとても重要ですよね。
毎日使うものだからこそ、”肌に合うもの”、”肌に良いもの”を選びたいですよね。
そんな方に向けて、安全なコスメを選ぶために知っておきたいことを記事に書きました!
ポイント
- 化粧品の原料がわかる
- 化粧品の成分は、皮膚から吸収される
- 化粧品に使われている気になる成分がチェックできる
毎日使う化粧品にはどんな成分で作られているかわかりますか?
「肌に優しい」、「オーガニック」、「無添加」など商品のキャッチコピーやCMなどのイメージで購入していませんか?
そんなイメージで販売されている化粧品であっても成分表をみると難しいカタカナがたくさん記述されていることがあります。
無添加化粧品といわれていても何を無添加にするのかには決まりはありません。
そんな現状の中、肌に乾燥を感じやすくり肌荒れを起こしやすい人が増えたり敏感肌で悩んでいる人が多くなっています。
きれいになるために使っている化粧品の多くがどんな成分で作られているのか知ることで、自分が化粧品に対してなのを求めているのかを考えるきっかけになると思います。
記事前半では化粧品に使われている原料について、後半は化粧品を選ぶときに注意したい成分をまとめたのでお付き合いくださいね。
商品のイメージに惑わされることなく、自分が化粧品になにを求めるのかを知ることが化粧品選びの大切なポイントとなります。
そのために、多くの化粧品がどんな成分で作られているのかを知ることはとても大切だと思います。
コスメもほとんどの原料が石油から作られている
私たちが普段使っている化粧品に使われている成分のほとんどが石油から作られているんだそうです。
なんと、70年も前から化粧品の主成分は石油から作られた化学成分に変わっています。
まだ化粧品に配合する成分の安全基準が定まっていなかった1960年代、女子顔面黒皮症といわれる症状が多発したそうです。
黒皮症
皮膚に黒褐色ないし紫褐色の色素沈着を生じた状態。
アジソン病、ヒ素中毒、化粧品や香料による皮膚炎が原因となってしみのできる女子顔面黒皮症が有名。※大辞林より引用
この病気が化粧品アレルギーの症状であることが解明されたのをきっかけに、安全性の高い化粧品、日用品の開発が求められるようになりました。
自然界にない合成成分は、私たちの肌にダメージを与える可能性は残っています。
皮膚からも有害物質は吸収される
肌から吸収されてしまった化学物質は、体内へと蓄積されてしまいます。
私たちの皮膚には、肌バリア機能が備わっています。
健やかな皮膚は、肌のバリア機能が正常に機能し毒物が侵入しないように守ってくれています。
ですが、合成界面活性剤が含まれる化粧品を使うことによってバリア機能が少しずつ破壊されてしまいます。
肌のバリア機能が弱ってしまった皮膚は、無防備なので外的刺激も受けやすく、危険な成分を体内へ取り込みやすい肌となっています。
体内に取り込まれてしまった危険な成分は、体外に排出されるまでに長い時間がかかります。
そういった成分が含まれている化粧品を長く使うことによって、体内に蓄積されてしまいます。
何年か後に、シミやくすみ、アレルギーや病気の原因となって体に影響してくる可能性もあります。
肌を守るためにチェックしたい化粧品の成分
使用に注意が必要な成分をまとめてみました。
合成界面活性剤
合成界面活性剤は、本来混ざることのない水と油を混ぜ合わせるために使われます。
合成界面活性剤は、クレンジング、洗顔料、シャンプーなどの洗浄成分として使われる場合と、クリームや乳液などの乳化成分として使われる場合があります
合成界面活性剤の肌への懸念は、たんぱく質変性作用があるために、皮膚の深部に浸透して、徐々に皮膚バリアを壊してしまうことにあります
※日本オーガニック協会ホームページより引用
合成界面活性剤の例
ラウリル酸硫酸ナトリウム、ポリソルベート、クオタニウムー●、PEG(ポリエチレングリコール)-●、セテスー●、ココイルイセチオンNa、など
(●の部分は、数字が入ります)
ラウリル酸硫酸ナトリウムは、アレルギー性が高いとも言われています。
合成防腐剤
化粧品によく使われている防腐剤ですが、代表的な合成防腐剤はパラベンです。
パラベンは、アレルギーを引き起こす恐れのある成分です。
またパラベンは、ホルモンバランスを崩す環境ホルモンになる疑いがもたれています。
旧厚生省が定めた「102の表示指定成分」にも入っていますパラベン旧厚生省が定めた「102の表示指定成分」にも入っています。
パラベンには、「メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン」などの種類があります。
パラベンが話題になってから、フェノキシエタノールがよく使われているのですが、これも合成防腐剤です。
合成の防腐剤の例
パラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、サルチル酸、安息香酸、ソルビン酸、ベンジルアルコール
鉱物油や合成の油性成分
石油から作られる合成の油剤は、化粧品の保湿効果や製品安定のために多く使われています。
「鉱物油、ミネラルオイル、パラフィン」などと表記されています。
合成の油剤は、使用感がよい(伸びが良い)という理由で多用されているのが現状です。
その反面、合成の油剤は、浸透性がいいことから、徐々に肌の健康を損なわせる不安もあります。
そして、皮膚呼吸を妨げるため肌のくすみやトラブルの原因になりがちなようです。
鉱物油、合成の油剤の例
ミネラルオイル、パラフィン、ベンジルアルコール、オクチルドデカノール、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチルドデシル、エチルヘキサン酸アルコル、オクタン酸セチル、ジステアリン酸エチレングリコール、ジペンタエリットリット脂肪酸エステル、リシノレイン酸オクチルドデシルなど
合成ポリマー
クリームやファンデーションによく配合されている合成ポリマーは、皮膜形成剤ともいわれています。
合成ポリマーが配合されている化粧品を使うとハリを感じたり肌がツヤツヤしたり感じるため、エイジングケアコスメでよく使われます。
ですが、合成ポリマーで覆われた肌は皮膚呼吸しにくい状態になってしまったり、皮膚常在菌にも悪影響を及ぼしてしまうそうです。
合成ポリマーの例
ポリクオタニウム-6、ポリ酢酸ビニル、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、カルボマー、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンなど
合成色素
石油から作られるタール系色素は、ファンデーション、口紅、アイアライナー、アイシャドー、チークなど、多くのメイク用品に使われています。
「○色○号」と色名の下に番号が入っているものはタール色素です。
タール系色素にはタンパク質を壊す性質があるそうです。
表皮の細胞が壊され、シミの原因であるメラニン色素が沈着していくことによってシミの原因となってしまいます。
タール色素の例
青色○号、赤色○号、黄色○号など
(○には数字が入ります)
旧表示指定成分が配合されてなければ大丈夫?
1980年、旧厚生省は102種類の化粧品成分についてアレルギーの危険性を認めた『表示指定成分』を発表しました。
これに伴い、表示指定成分は必ず明記する事が義務付けられました。
この102種類の『表示指定成分』のほとんどは、なんと、石油から合成された合成成分なんです。
このことからも、石油から合成された成分については慎重にならざるを得ないとおもいませんか?
旧表示指定成分に入っていない成分の中でも注意が必要な成分があるのも現状です。
例えば、合成防腐剤のフェノキシエタノール
実は、無添加コスメや自然派コスメなどでもよく配合されています。
しかしフェノキシエタノールの毒性はパラベンとほぼ同じといわれ、また同じく環境ホルモンになるという疑いが出ています。
フェノキシエタノールも、100mlあたりの配合量が1%以内という決まりがあります。
これは、旧表示指定成分であるパラベンと同じ値なのです。
他にも、『旧表示指定成分』に入らなかったけれど、アレルギー性が疑われている成分は数多くあるようです。
まとめ
コスメを選ぶとき、どんな基準で選んでいますか?
「肌に優しい」、「オーガニック」、「無添加」など商品のキャッチコピーやCMなどのイメージで購入していませんか?
聞きなれない成分がずらりと並んでいる成分表示をみても、表示されている成分は安全なのか危険なのか見分けることは難しいのは現状です。
ですが、私たち消費者が知識を高めていかなければ、私たちがもつ本来の素肌の美しさを守ることはできません。
私たちが知識を高め、安全なコスメを選べるようになれば、メーカーさんも安全なコスメを作ってくれるようになると期待します。
安全なコスメを選ぶという選択は、実は環境にも優しいんです!
私たちが、問題意識を持つことで、プラスのサイクルがうまれてくれるとよいですね♡