こんにちは。にこです。
顔に痒みを伴う炎症起こってしまって治らず、病院へ行きました。
お医者さんの診断名は脂漏性皮膚炎でした。
お医者さんによって治療方法が異なるようですが、注意して経過観察しないと悪化してしまうことがあります。
私も合わない薬使い続け、悪化してしまったことがあります。
脂漏性皮膚炎と診断され治療しているけどなかなか治らない!そんな方に向けて、私自身の脂漏性皮膚炎の治療について記事を書きました!
ポイント
- 脂漏性皮膚炎とはどんな症状なのか?
- 私の脂漏性皮膚炎の症状と治療についてのお話
- 脂漏性皮膚炎の時に見直したい生活習慣
数年前に、鼻下の炎症が脂漏性皮膚炎と診断されたことがあります。
今回は、症状が現れた時の状況やお医者さんから処方された薬、脂漏性皮膚炎の症状など私自身体験したことをお伝えします。
最初に症状が合わられたのは数年前ですが、最初の治療でステロイドを長期で使用してしまったこともあり治療していた部分の皮膚が薄くなってしまいうっすら血管が浮き出ています。
そして、マスク生活が続く状況の中、心と体とお肌の状態が乱れると同じ部分に脂漏性皮膚炎が再発してしまいます。
なかなか治りにくく再発しやすい脂漏性皮膚炎。
一度なってしまうと長い付き合いになってしまいますが、大切なのは肌のバリア機能が弱っている状態を長引かせないこと。だと、思っています。
記事前半では皮脂の多い鼻などのTゾーンに生じた脂漏性皮膚炎がなぜ発生するのか、後半ではその原因と適切なケア方法を調べてみましたのでお付き合いくださいね。
自分の肌に合わない治療を長期で行っていると、悪化してしまう厄介な脂漏性皮膚炎。
しかも、治るまで時間がかかります。
私自身最初に症状が起こってから数年たち再発することもありますが、肌の状態を整えることで症状を抑えることができています。
同じような症状でお悩みの方に、症状を和らげることができるお役に立つことができればうれしいです。
脂漏性皮膚炎とは?
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所(鼻の周辺や頭皮など)を中心に起こる皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎の原因はその詳細はまだ明確にはわかっていませんが、遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが関与した多因子疾患と考えられています。
ですが、従来は脂漏性皮膚炎の原因として、ホルモンバランスの乱れ、ビタミンB不足、洗顔や洗髪によるもの(洗いすぎ、洗い残し)などが指摘されていたようです。
最近では、皮膚に常在しているマラセチアというカビ(真菌)の一種が発症に関与していて、このカビが症状を悪化させる要因ではないかといわれているようです。
マラセチアという真菌は皮脂を好むため、皮脂の分泌が多い場所(鼻の周辺や頭皮など)を中心に起こるのが特徴です。
脂漏性皮膚炎の症状は、炎症を起こして肌が赤くなるだけではなく、皮膚が荒れてかさつき、細かく剥がれ落ちる状態になることも少なくありません。
また、かゆみを伴う場合もあります。
顔や頭皮にカビが原因で炎症を起こすと聞くと、よっぽど不潔にしていたのではないか?と感じる方もいらっしゃると思います。
ですが、このカビはマラセチアといって、誰の皮膚にもいる常在菌の1つなのです。
普段は悪さをしない常在菌なのですが、マラセチアという真菌は皮脂を好むため皮脂や汗などの分泌物が増えると、エサが増えるので急激に増えてしまい皮膚の常在菌のバランスが乱れてしまいます。
常在菌のバランスが乱れている時に、生活の乱れ、食生活の乱れ、ストレス増加などの要因が重なり脂漏性皮膚炎の症状が現れてしまうようです。
鼻などTゾーンに、細かいブツブツがでてきたり、かゆみを感じたり、赤く炎症を起こしたりしているようなら、ニキビや肌荒れではなく脂漏性皮膚炎かもしれません。
私はちょっと放置してしまったので、かゆみが治まるまですごく時間がかかりました。
同じような症状がある方は、一度、お医者さんに相談してみることをおすすめします。
脂漏性皮膚炎の治療法
脂漏性皮膚炎に治療について、検索してみました。
あまりにも治らなず、不安になったので私自身も脂漏性皮膚炎についていろいろと調べてみました。
脂漏性皮膚炎の治療は、カビ(真菌)が原因で起きると考えられているため、抗真菌薬やステロイドが含まれた塗り薬などが処方されるようです。
かゆみがひどい場合は、かゆみを抑える飲み薬が処される場合もあります。
症状の改善に速効性のあるステロイド薬が使われることもありますが、ステロイド薬に抵抗感のある方は、お医者さんにその旨を伝えることも大切だと思います。
私の場合はステロイドを塗ったら症状が悪化してしまいました。
私が2軒目に行ったお医者さんは、ステロイドは逆効果だと言っていました。
いろんな症状が考えられるので、お医者さんに行かずにいきなりステロイド薬を塗ったりしないこともポイントです。
一度お医者さんへ行って症状が改善されなかったり悪化してしまった場合には、お医者さんへ再度相談するか他のお医者さんへ相談してみるのが良さそうです。
炎症が少なければ、治りも早いと思います。
私のように放置してしまうと、なかなか治らずに大変な思いをしてしまいます。
私の脂漏性皮膚炎の症状と治療についてのお話
私が最初に脂漏性皮膚炎の症状が出た時の状況をお話します。
もし、似たような症状であれば悪化する前にお医者さんに相談してみてくださいね。
鼻下に、赤みと痒みを感じるようになったのはちょうど春先でした。
アレルギーのある私は、鼻をかみすぎて鼻の周りが荒れてしまい油分の多めのスキンケアアイテムを多用していました。
そして、アレルギーが強く出ていたのでマスクは必須な状態でした。
そのころは心配事があり睡眠不足や疲労がたまり、心身ともにとっても弱っている状態でした。
症状が現れ始めてから1カ月くらい放置してしまったのですが、かゆみが強くだんだんと皮膚が細かくボロボロとはがれる状態になってきました。
この状態になって初めて、ただの肌荒れとは違うと感じるようになって近くの皮膚科を受診しました。
鼻の近くの皮脂の多い部分に出ているので、脂漏性皮膚炎だと思います。
洗顔の回数を増やすとよくなるんだけどなぁ・・・
と、言われてステロイド(ロコイド軟膏)を処方され2週間後に再診するように言われました。
2週間処方されたステロイド薬を塗って様子を見たのですが、赤みも痒みも治まりませんでした。
受診する前の状態よりも、すこしじくじくし始め赤みと痒みの範囲が広がってしまいました。
2週間後に再診する予定にしていたのですが、ちょうど家族の体調が悪くなってしまい看病することになり実家に帰りました。
そのため、自分のことを気にしている余裕がなく、少し放置してしまいました。
バタバタが落ち着き、自分の事に気が回るようになってようやく実家近くの病院へ行くことができました。
あなたのその皮膚の状態に、ステロイド剤は逆効果!
先生が言うには、私の皮膚の状態に合う薬はステロイドではないとのことでした。
そして、調合薬と飲み薬(抗生物質)をもらって2週間様子を見るようにと言われました。
治療には時間がかかると言われ、しばらく、実家にいたこともあり同じ病院に通院していた。
しかし、家に帰ることになり先生に相談すると少し多めの調合薬をいただけることになりしばらく頂いた調合薬を塗って治療しました。
この写真(上部)は、2軒目のお医者さんに行き始めたあとの写真(症状が出てからカ月後くらい)で薬で治療中です。
だいぶ良くなってきてからの写真です(こんなに長引くとは思ってなかったのでひどかった時の写真を撮影していませんでした)
一番ひどい部分だけ写真に写っていますが、鼻の下だけでなく鼻の脇だけでなく実はこの時、頬のあたりまでニキビのようなぶつぶつが広がりかけていました。
下の写真は3か月後くらいで、このころになるとすっかりブツブツもなく痒みもなくなりました。
ですが、脂漏性皮膚炎の症状が出ていた部分をよく見ると(写真ではわかりにくいのですが)血管が浮き出ているのがわかるので、皮膚が薄くなってしまっているようです。
脂漏性皮膚炎になったときに自分でも注意すること
脂漏性皮膚炎の予防や改善のためには、自分でも日常生活のなかで気をつけるべきことがあります。
脂漏性皮膚炎は生活習慣を見直すことで、改善が期待されるようです。
脂分の多い食事や、ストレスや睡眠不足を避けることで悪化もしにくくなります。
脂漏性皮膚炎の予防や改善のために自分でできることをまとめてみました。
生活習慣で見直すこと
・脂っこい食事を減らす
⇒脂っこい食事を続けてとると、皮脂の分泌量が増えてしまうめマラセチアのエサを増やし常在菌のバランスを乱してしまう。
・ビタミンBとCを多くとる
⇒牛乳、卵、レバー、しじみ、ほうれん草、トマト、キャベツなどのビタミンB類とビタミンCは、皮膚の代謝を改善し、ダメージの回復を早める働きをします。
・洗顔を見直す
⇒洗浄成分の強い洗顔料の場合は、肌の負担となります。刺激の少ない石けんをよく泡立て、泡でやさしく顔を洗いましょう。ゴシゴシ洗いはNGです。
・スキンケアアイテムを選ぶ
⇒肌の常在菌のバランスを整え肌に負担のないスキンケアアイテムを選ぶ
・紫外線対策を行う
⇒紫外線は、皮膚のダメージを促進してしまうためしっかりとUVケアを行う。
・睡眠をしっかりとる
⇒睡眠不足も、皮膚の抵抗力を低下させる要因です。
まとめ
なかなか治らない肌の炎症、不安になりますよね。
この時のようなひどい症状にはなりませんが、マスク生活が余儀なくされている今、生活習慣が乱れてしまったり心が弱っている状態だと脂漏性皮膚炎の最初の状態になることがあります。
これからの季節マスクの中も蒸れやすく、脂漏性皮膚炎のような症状でお悩みの方も増えてしまうのではないでしょうか?
いつもと肌の状態が違う!そう感じた時は早めのお手当が大切になります。
そして、日ごろから肌に負担が少ないスキンケアアイテムで肌力を高めることも大切なポイントです。